★出版社サンガ編集部よりのアンケート★皆様にとって、重要な仏教書・大切な仏教書を、3冊ご紹介ください。
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> A.3冊の書名
> (著者名、出版社名、改訂版などの場合は第何版かなどもお願いします)
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> 1.近角常観『歎異抄愚注』山喜房書林
> 2.鈴木大拙校編『盤珪禅師語録』岩波書店
> 3.中村元訳『ブッダ最後の旅』岩波書店
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> B.上記の3冊に対するコメント。合計200文字~400文字程度
>1は明治宗教界の大立て者近角常観が創始した求道学舎3代目の師木村雄吉先生の校訂になる。歎異抄の奥行きを余すことなく照射する。常観漢詩の書を師が題書して下さった座右の書である。2は、学生時代からの愛読書で、不生禅を江戸期の庶民相手に日常語で語ったもの。西欧の教会説話に劣らぬ輝きを見いだして、感動した。のち鈴木大拙記念事業を小生が松ヶ岡文庫理事として展開する支えになった。3はブッダ遺跡の旅を家内としたときからの愛読書。生まれたルンビニ目指しての旅も尽きる。法隆寺の五重塔の四面を飾る塑像と照らしてその情景を思い出す。
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> C.お名前 金子務
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> D.肩書き 大阪府立大学名誉教授・科学史